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2006年03月06日
眠っていた記憶
不思議な夢を見た。
中学の時に好きだった人とオリエンテーリングをしている夢。
彼(以下A君)のこと、中1から中3まで、3年間好きだったのだよね。
もちろん、片思いってやつで、告白もしなかったし、A君も私に恋愛感情を持たれているだなんて思ってもいなかったと思う。
卒業する最後まで。今でも。
夢の中のA君は、もう遙か昔のことなのに顔も声も鮮明で、卒業したときのままのイメージだった。
だって、卒業後に一度も会ってないから、大人になったA君を知らないので大人としては夢に出て来ることが出来ないのだね。
今どこでどうしてるんだろうなぁ。
目が覚めて、あぁ本当に好きだったなぁってしみじみ思ってみたり。
女の子にモテるタイプの人ではなかった。
勉強もスポーツも、特に秀でてるというわけでもなく。
どちらかというと口べたで女の子と話すのが苦手な人で。
曲がったことが嫌いで、友達を大切にする人で。
A君も私も視力が低かったから、クラスで席替えするときは優先的に黒板に近い前の方になってた。
だから、ちょいちょい隣の席になれて、それが嬉しかった。
マンガが好きでイラストも上手かったので、ノートに描いたマンガを見せてもらったりするのが精一杯で。
A君が照れながら笑って話す顔が好きだったな。
出席番号も近かったので、理科の実験の班なんかは一緒になれるのね。
私、理科は嫌いだったけど、実験だけは好きだったんだよ(爆)
実験器具よりも、A君の顔ばかりひっそり見てたような気がする。
同じクラス委員になったこともあって、ある時委員会の打ち合わせが長引いて、廊下の電気なんかを全部消されたことがあった。
うちのクラスだけ下駄箱が他のクラスと別の所にあって、そこがまた階段下りて行かないと行けないところで真っ暗なわけ。
私は暗いところがすんごい苦手で、そしたら、A君が一緒に降りてくれたんだ。
そういうさりげなく優しいところに、また惚れ惚れーみたいなね。
あぁもう、バカみたいに純愛だよなーと。
高校は、一緒の所に行きたいなーなんて思ってて、担任の先生との個人懇談の時に、なんか当時すんごい勇気を出してA君がどの学校受けるか訊いてみたんだよ。
中学の時、私は美術部だったのだけど、将来そっちの方面に行くかどうかなんて話題が出たときに、「そういえばA君も絵を描くのが上手いですけどー、やっぱり美大に進学率が高いような学校受けるんですか~」なんて。
自分ではさりげなく話題を振ったつもりだったけど、今考えたらむちゃくちゃこじつけた理由で訊いてるよね(爆)
担任の先生にモロバレやったんちゃうかな… (^^;<A君のことが好きだってこと
でも返ってきた答えがショックで。
A君は私立の男子校を専願で受けるってことだった。
私は公立本命、私学は滑り止めで受けるつもりで、でも第一男子校だったら、私がどう頑張ったって行けないじゃん。
あー、そっか、もう、どうしたって離ればなれなんだなーって。
だからといって、好きだって言うつもりもなくて、でも何か記念に欲しくて。
まさか制服のボタンをもらうなんてことが出来るはずもなく、代わりに紙にイラストを描いてもらった。
「将来○○君が漫画家になって有名人になったら自慢できるよねっ」とかって、ワザと軽っぽく頼んで。
ホントは断られたらどうしようとか、どのタイミングで頼もうとか、誰かに冷やかされるんじゃないかとか、それはもうドキドキしてたくせに。
可愛げなさ過ぎw
実は今でも大事にとってあるんだ。そのイラストは。
わはは。
乙女チック(←死語w)だなー。
中学三年間、A君のこと好きで良かったなと思う。
大人になればなるほど、好きな気持ちにいろんなものが混じってきて純粋でなくなるような気がする。
たぶん、混じりっけ無しに、ただ好きという気持ちを持てたのは、きっとあの時が一番だった。
だから、感謝してます。
出逢えたことに。
はー。
なんか、語っちゃいましたw
自分で書いてて照れますわ。
(じゃ書くなよw)
ま、今回の話は、夢って自分の奥深く眠ってた記憶が呼び戻されてくるから不思議だなっていうお話しでした。
オチも何もないけれど、これにてお終いですよー。
投稿者 tanimori : 2006年03月06日 23:34
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